メッセージ

2021.5.13

「エネルギーのデジタル化が拓く未来」

代表幹事 山地 憲治
(東京大学名誉教授/公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)副理事長・研究所長)

エネルギーのデジタル化が急速に進んでいます。それを象徴するのがスマートメータ(スマメ)です。間もなく全国の電力メータがスマメになります。スマメはデジタルデータを連携して巨大なネットワークを形成します。スマメによるエネルギーのデジタル化は様々な可能性を拓くでしょう。

まずは、遠隔検針や災害時の停電対応、変動性再エネ大量導入に伴う需給調整など送配電事業の業務効率化が進みます。小売り事業では様々な料金メニューを設定して顧客サービスの充実が可能になります。さらには、データ活用で電力分野を超えた防犯や見守りなど幅広い社会サービスを提供できます。ガスや水道のデータも使えればサービスはより充実するでしょう。

エネルギーのデジタル化を活用したSRNの活動に期待しています。